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皮膚の健康や女性の悩みに月見草油

効能・効果

月見草はアカバナ科の多年草で、夕方に咲き始め朝になるとしぼむ、夜間に咲く花をもちます。この月見草の種子からとれる月見草油(イブニングプリムローズオイル)には、必須脂肪酸のγ-リノレン酸(ガンマ-リノレン酸)が豊富に含まれています。γ-リノレン酸は母乳に含まれている脂肪酸で、本来は植物油脂に含まれるリノール酸が、体内の酵素の働きによって代謝されてできます。そして、EPAなどの脂肪酸に助けられながら炎症を抑制するホルモンに変換され、炎症体質の改善に働きます。

食生活が乱れたり年齢を重ねることによって代謝に必要な酵素の働きが鈍り、γ-リノレン酸が不足することがあります。γ-リノレン酸は皮膚の健康に欠かせない成分で、アトピー性疾患はこのγ-リノレン酸の不足が原因のひとつともいわれています。ですがその補給については、日常的に食べるものとしてγ-リノレン酸を含む食品はほとんどなく、通常の食事から摂取することが難しいので、月見草油を原料にしたサプリメントが有効となります。アトピー性皮膚炎の子供たちに行った月見草油の摂取による実験結果では、症状の改善が明らかにみられています。また、アトピー性湿疹の患者に対する実験では患者の多くに改善がみられたうえ、副作用などの報告もありませんでした。

γ-リノレン酸(ガンマ-リノレン酸)には、このようなアレルギー性の炎症に対する効用があるだけでなく、血管を拡張する働きや血栓を抑制する働き、コレステロール低下作用もあって、高血圧や動脈硬化の予防、糖尿病の予防、肝機能の強化に有効だとされています。また、女性ホルモンの代謝に作用するため、女性ホルモンのバランスを調整する効果に期待でき、生理痛や月経前症候群(PMS)の症状を和らげたり、更年期障害の緩和や改善にも役立ちます。ヨーロッパでは昔から女性特有の症状を改善するハーブとして親しまれています。

飲み方

月見草のサプリメントには、粒やカプセルタイプがあります。γ-リノレン酸の含有量を確認して選びましょう。アレルギーの炎症を抑制するには、γ-リノレン酸をEPA(オメガ3)などの脂肪酸と一緒に摂取するのが効果的です。

こんな人にオススメ!

  • アトピー性皮膚炎
  • 生理痛
  • 月経前症候群の緩和
  • コレステロール値が高い
  • 動脈硬化の予防

血栓の予防にEPA・DHA

効能・効果

血管内にできる血液の固まり(血栓)が、心筋梗塞や脳梗塞の発症に大きな関わりをもっています。血管が詰まると高血圧などの循環器系の病気の原因にもなります。つまり血栓をできないようにすることで、こういった病気を予防することができるのです。これらに有効なのが、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)の摂取です。EPA・DHAは、サンマ、サバ、イワシ、マグロなどの青魚や赤身の魚に多く含まれています。不飽和脂肪酸といい、人の体内ではつくられないため食品から摂取するしかない必須脂肪酸です。EPAとDHAは、どちらも共に血流を正常化する効果があります。

EPAは血液を固まりにくくする働きがあり、血管内に吸収されても血小板を固めることがなく血管を詰まらせません。これと逆に作用し血液を固まりやすくするのが、肉などに含まれるアラキドン酸。血小板に作用して血栓ができやすくなります。このアラキドン酸も、実は、EPA・DHAと同じ不飽和脂肪酸なのですが、その中でも作用が違い、血液をドロドロにします。両方バランス良く摂るのが良いのですが、食の欧米化などにより現代の日本人には、EPA・DHAが不足しています。そのほか、EPAはアトピー性皮膚炎や、ぜん息、花粉症といったアレルギー疾患の予防や症状の改善にも有効とされています。

DHAは血液中にその量が増えると細胞が柔軟になり、毛細血管のように細い血管の中も血液が流れやすくなります。動脈硬化の防止、コレステロールの上昇を防止します。そのほか、DHAは、EPAの働きにプラスして脳の働きを高める効果があります。よく頭が良くなるなどといわれますが、学習記憶能力を維持するのに大切な役割をもっていたり、眼の健康維持にも効果が期待できます。

食べるのが苦手な人もいるでしょうから、サプリメントにも頼りましょう。EPAとDHAが配合されたサプリメントが多いです。

飲み方

EPAは、サプリメントで過剰摂取すると血液が固まりにくくなり、出血しやすくなるので注意が必要です。種類は粒やカプセルタイプがあります。カプセルのゼラチン等の比率は一粒中に全量の半分以下のものを選びましょう。

こんな人にオススメ!

  • 血栓の予防
  • 痴呆の予防
  • 高血圧
  • アレルギー体質
  • 眼の健康維持
みやび