月見草油 皮膚の健康や女性の悩みに

2021-09-24

月見草油 皮膚の健康や女性の悩みに 効きます。

月見草油 効能 効果

月見草はアカバナ科の多年草で、夕方に咲き始め朝になるとしぼむ、夜間に咲く花をもちます。この月見草の種子からとれる月見草油(イブニングプリムローズオイル)には、必須脂肪酸のγ-リノレン酸(ガンマ-リノレン酸)が豊富に含まれています。

γ-リノレン酸は母乳に含まれている脂肪酸で、本来は植物油脂に含まれるリノール酸が、体内の酵素の働きによって代謝されてできます。そして、EPAなどの脂肪酸に助けられながら炎症を抑制するホルモンに変換され、炎症体質の改善に働きます。

食生活が乱れたり年齢を重ねることによって代謝に必要な酵素の働きが鈍り、γ-リノレン酸が不足することがあります。

γ-リノレン酸は皮膚の健康に欠かせない成分で、アトピー性疾患はこのγ-リノレン酸の不足が原因のひとつともいわれています。ですがその補給については、日常的に食べるものとしてγ-リノレン酸を含む食品はほとんどなく、通常の食事から摂取することが難しいので、月見草油を原料にしたサプリメントが有効となります。

アトピー性皮膚炎の子供たちに行った月見草油の摂取による実験結果では、症状の改善が明らかにみられています。また、アトピー性湿疹の患者に対する実験では患者の多くに改善がみられたうえ、副作用などの報告もありませんでした。

γ-リノレン酸(ガンマ-リノレン酸)には、このようなアレルギー性の炎症に対する効用があるだけでなく、血管を拡張する働きや血栓を抑制する働き、コレステロール低下作用もあって、高血圧や動脈硬化の予防、糖尿病の予防、肝機能の強化に有効だとされています。

また、女性ホルモンの代謝に作用するため、女性ホルモンのバランスを調整する効果に期待でき、生理痛や月経前症候群(PMS)の症状を和らげたり、更年期障害の緩和や改善にも役立ちます。ヨーロッパでは昔から女性特有の症状を改善するハーブとして親しまれています。

飲み方

月見草のサプリメントには、粒やカプセルタイプがあります。γ-リノレン酸の含有量を確認して選びましょう。アレルギーの炎症を抑制するには、γ-リノレン酸を EPA (オメガ3) などの脂肪酸と一緒に摂取するのが効果的です。

こんな人にオススメ!

  • アトピー性皮膚炎
  • 生理痛
  • 月経前症候群の緩和
  • コレステロール値が高い
  • 動脈硬化の予防


女性ホルモン