更年期障害の予防・改善に大豆イソフラボン

2024-11-29

大豆イソフラボン 効能・効果

大豆イソフラボン は大豆特有の成分で、植物性ポリフェノールの一種です。女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)と同じような働きをすることから「食べる女性ホルモン」といわれたりもします。

大豆イソフラボンは、植物がつくりだす化学物質であり強い抗酸化作用などがあるとして注目されるファイトケミカルの中でも特に人気です。

大豆は「畑の肉」といわれるほど、良質なタンパク質を含んでいます。それだけでなく、良質な脂質やビタミンB1、鉄・マグネシウム・カルシウムといったミネラル、食物繊維などたくさんの栄養素を含んだ栄養価の高い食品です。

大豆のタンパク質や脂質には悪玉コレステロールを減少する働きがありますが、イソフラボンも同様の働きをしたり、中性脂肪を減らし、血圧を下げる働きもあります。

エストロゲンは、女性の体の健康に必要不可欠なとても重要な役割を担っています。高血圧や動脈硬化を防いだり、骨の成分が溶け出すのを抑制して骨粗しょう症を予防したり、細胞の潤いと柔軟性を守って粘膜や皮膚を健康に保ったり、自律神経のバランスを整えたりします。

しかし、このエストロゲンの分泌は女性が40歳を過ぎた頃から減少し、ホルモンのバランスが崩れて、さまざまな自律神経の失調症状があらわれるようになります。これが更年期の症状で、程度がひどい場合には医師によるホルモン補充療法や漢方薬による治療が行われます。

自分でできる対策として、エストロゲンのように働く成分をもつ食品を摂取する方法があるのですが、その代表が大豆イソフラボンで、更年期のつらい症状を和らげてくれます。同様にザクロがあげられます。そして、食べ物から摂取しきれない時に役立つのがサプリメントです。

高齢になると骨量が減り骨粗鬆症が起こります。骨折もしやすくなります。特に女性の場合は閉経後、卵巣の働きが低下するのでエストロゲンの分泌が急激に低下して、男性と比較してそれらの可能性が増えます。

また、姿勢も前屈みになって、身長が縮んでいきます。イソフラボンには、骨量の減少を抑え骨粗鬆症を予防する効果がありますから、高齢になっても背骨が曲がらず、姿勢を保つ助けになります。ほかに、コレステロールの代謝を促して太りにくくしたり、抗酸化作用で老化を防ぎ、ハリとツヤ、潤いのある肌を保つ手助けをしたりと、アンチエイジングにも効果的です。

さまざまな不調があらわれる更年期障害(症状・原因・治療)

飲み方

サプリメントの種類はおもに粒です。エストロゲンと比べてその作用は弱いので、毎日続けて摂取することが大切です。同様の作用をもつサプリメントや医薬品を併用するには医師に相談しましょう。

こんな人にオススメ!

  • 更年期障害の症状の予防・改善
  • 骨粗鬆症の予防・改善
  • ガンの予防
  • コレステロール値が高い
  • 血圧が高い


生理痛がひどく、PMSなどがある人にも大豆イソフラボンのような物性エストロゲンは非常に有効です。

更年期時期に抜け毛や脱毛が増えてしまった場合は、シルクアミノがおすすめです。