甘草 ( かんぞう / カンゾウ ) 肝機能障害 アレルギー への 効能 効果 についてです。文字どおり甘みがあり、エキス、粉末が甘味料としても利用されています。甘みの成分は、主にグリチルリチン、ほかにはブドウ糖、ショ糖などが含まれていて、主成分であるグリチルリチンには、なんと砂糖の200倍以上もの甘味があるといわれています。
甘草 ( かんぞう / カンゾウ ) 効能 効果
カンゾウはヨーロッパ南部、アジア、北アメリカなど世界に広く自生するマメ科の多年草植物で、20種近くの種類があります。漢字では『甘草』と書き、根(一部の種類は茎も含む)を乾燥させたものを漢方の生薬として用います。
文字どおり甘みがあり、エキス、粉末が甘味料としても利用されています。甘みの成分は、主にグリチルリチン、ほかにはブドウ糖、ショ糖などが含まれていて、主成分であるグリチルリチンには、なんと砂糖の200倍以上もの甘味があるといわれています。
漢方薬は一般に複数の生薬が組み合わされた方剤を指しますが、甘草のみを用いた『甘草湯(かんぞうとう)』という単味の処方のものがあり、これは漢方では珍しいです。この甘草湯は、のどの痛み、せきを鎮めるのに効果的だとされています。
生薬として、漢方では緩和作用、止渇作用があるとされていて、各種の生薬を緩和・調和する目的で多数の漢方方剤に配合されています。配合割合の多いものでは人参湯(にんじんとう)、半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)などがあります。
薬効として、抗潰瘍、抗炎症、抗アレルギー、また肝機能障害にも有効とされています。カンゾウの根から抽出された成分グリチルリチンは肝細胞の粘膜を強化し、ウイルス性肝炎によって肝細胞が破壊されるのを防ぐことから、グリチルリチン製剤は肝臓病の治療薬に使われます。
別の成分サポニンには、血栓の生成や動脈硬化を予防する作用があって、生活習慣病の予防や症状の改善に効果が期待されます。
カンゾウの顆粒、粒などがあり、日本薬局方においては、グリチルリチン(グリチルリチン酸)を2.5%以上含むことと規定があります。煎じて飲む乾燥根は漢方薬局で購入できます。
飲み方
カンゾウを長期間使用したり大量に摂取すると、高血圧症、低カリウム血症、浮腫などの症状がみられることがあるので注意が必要です。
こんな人にオススメ!
- のどの痛み
- 口内炎
- 胃潰瘍
- ウイルス性肝炎の予防
- 動脈硬化の予防
- ガンの予防
強肝草エキス 「 肝宝垂盆草 」 口コミ 使用感 効能 効果