優れた抗酸化力 リコピン

2021-07-18

トマトの鮮やかな赤い色には、体にうれしいパワーがギュッと詰まっています。この赤い色の正体は、カロテノイドのひとつである リコピン という色素成分です。

リコピン 効能・効果

リコピン
リコピン

トマトの鮮やかな赤い色には、体にうれしいパワーがギュッと詰まっています。この赤い色の正体は、カロテノイドのひとつである リコピン という色素成分です。

カロテノイドとは植物に含まれる、赤やオレンジ、黄色の色素のことです。そのカロテノイドのひとつであり、にんじんやかぼちゃなどに多く含まれることで知られるβカロテンは、体内でビタミンAに変化することが知られていました。しかし、カロテノイド自体はただの色素にすぎないと思われていたのです。ところがカロテノイドには活性酸素を消し去ってくれる作用があることがわかりました。なかでもリコピンにはβカロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍の抗酸化力があることがわかり、とても注目を集めています。

偏った食事や飲酒、また過度の運動などで体内の活性酸素が増えると、細胞が傷つけられてしまいます。これは、増えすぎた活性酸素が細胞にいたずらをし、体をさびたような状態にしてしまうのです。

それがガン細胞ができる一因になったり、動脈硬化などの生活習慣病のきっかけになったりするといわれていますが、リコピンはこの活性酸素を消し去って、生活習慣病から私たちの身体を守ってくれる働きをしているのです。

また、女性の大敵であるシミやそばかすの原因となる活性酸素を抑制して、肌の美白を促進し、美しい肌を保つようにします。紫外線によるメラニン色素の生成を促す活性酸素が消去され、メラニンの生成に必要なチロシナーゼという酵素の働きが抑えられることで、美白につながります。

リコピン にはもともと油に溶けやすい性質があり、油を使った調理法によって吸収がとても高まります。熱に強いので、炒めたり煮込んだりしても大事な成分はそれほど減りません。

トマトは生で食べるより、オリーブオイルなどと一緒にソースにしたりなど加熱調理したほうが効率良くリコピンを摂ることができます。

イタリアにはトマトとオリーブオイルを使ったメニューが数多くありますが、イタリア料理は味だけではなく、実はガンや生活習慣病の予防の面でもとても優れているのです。

さらに最近は、降圧効果にも注目があつまりという特定保健用食品のドリンクも登場しています。これは、酢の降圧効果とトマトのリコピンによる作用を利用した商品です。トマトは美容だけでなく、健康のためにも欠かせない食品として定着しつつあります。
発酵トマトの使用感と効果

飲み方

サプリメントの種類には粒タイプなどがあります。継続して摂取します。

こんな人にオススメ!

  • 生活習慣病の予防
  • 緑黄色野菜が不足している
  • 美肌を保ちたい
  • 若さを保ちたい