プレグネノロン 集中力と記憶力を向上し、ストレスを軽減

プレグネノロン (pregnenolone) 配合のサプリを摂取すると、頭の回転がよくなり、幸福になり、関節炎の症状が解消される。信じられないような話ですが、これまでの研究でプこのような作用があることがわかりました。

プレグネノロン は、脳と腎臓の上部にある副腎でつくられるホルモンです。生成量は加齢とともに減少し、それと同時に、老化に伴う記憶、とくに一時的な記憶の喪失が起き、新しいことを学習したり記憶したりするのが難しくなります。

プレグネノロンやそれにかかわるホルモンが減少することが、老化に伴う記憶障害の原因ではないかと考える研究者もおり、彼らはプレグネノロン量を若い頃の量に戻すと記憶力は回復し、学習能力が向上すると考えています。

1940年代に行われたある研究では、飛行機の操縦士にプレグネノロンを与え、集中力と業務遂行能力が向上するかどうか調べました。14人の被験者にフライトシミュレーター(現在テレビゲームに使われている、操縦をまねた装置)を操縦してもらい、それぞれ被験者に50 mgのプレグネノロンもしくは偽薬を与えました。

その結果、プレグネノロンを摂取していた被験者は偽薬グループと比べて集中力があり、業務をこなす能力も高かったということです。また、実際にプレグネノロンを服用していると、飛行中の疲れが少なかったそうです。
この実験を行った研究者は工場労働者にもプレグネノロンを与え、業務効率への影響を調べました。すると、プレグネノロンを投与した労働者は生産効率が上がっただけでなく、気分もよく、仕事によるストレスにうまく対処できたという報告があります。

最近では動物実験の結果、プレグネノロンがこれまででもっとも効果の高い記憶力向上物質であり、プレグネノロン中のごく少数の分子がマウスの記憶力を向上させたことがわかりました。
セントルイス大学で行われた研究でも、高齢の男女に記憶力テストの3時間前にプレグネノロンのサプリメントを与えたところ、成績が優秀だったということです。

このような研究がマスコミに発表されたことから、プレグネノロンはもっとも人気の高いサプリメントになりました。プレグネノロンは現在、リウマチ性関節炎(RA)の治療薬として人気が出ています。

1940年代にRA患者に多く見られるはれやこわばり、痛みがプレグネノロンによって軽減されたという報告がありました。効果が出るまでに2週間ほどかかりましたが、効果が出はじめると患者は非常に満足したそうです。1940年代後半にコルチゾンが発見されたことで、プレグネノロンの人気は衰えました。

当時、コルチゾンは一晩で関節炎の症状を治す魔法の薬かと思われましたが、骨を破壊したり、免疫システムを低下させるなどの副作用があり、そのため感染症にかかりやすくなるということに医者たちは気づいていませんでした。それから50年以上が経過した現在でもRAの治療薬は見つかっておらず、ほぼすべての治療法に副作用が見られます。そこで、プレグネノロンが再び注目されているのです。