ゴマリグナンの強力な抗酸化作用

2021-01-14

効能・効果

とても栄養価の高い食品で、古くから体に良いといわれてきたゴマ。その発祥地とされているのはアフリカのナイル川の流域で、日本へは中国を経由して伝わってきました。

ゴマには、野菜や果物の中に存在するリグナンという成分が豊富に含まれています。このリグナンの種類はいくつかあり、よく耳にする主成分のセサミンのほか、セサモリン、セサミノール、セサモールなど、リグナン類を合わせて『ゴマリグナン』といいます。

ゴマリグナン
ゴマリグナン

近年はセサミンのさまざまな働きが明らかになり、また、抗酸化物質として新たに発見されたセサミノールへの関心も高まって、ゴマリグナンの健康への効果が注目されています。

その効能には、肝機能の保護、二日酔いの予防、コレステロールの低下作用、血圧の低下作用、自律神経の調節などがあります。

ゴマリグナンの主な働きとして注目を集めているのは、その強力な抗酸化作用。活性酸素が老化や生活習慣病の原因だといわれていますが、この余分な活性酸素を除去して、体を若々しく、元気に保つ働きがあると大きく期待されています。

活性酸素は、目に見える肌以外にも、血管や心臓、脳など、あらゆる部分の細胞を攻撃して酸化させてしまいます。

この活性酸素は、例えば車の排気ガスなどの環境による要因や、激しい運動、ストレスなどにもよって増加し、老化を促進させます。アンチエイジング効果をより発揮するためには、ビタミンEとの組み合わせがとても良いです。

ゴマリグナンは、同様に抗酸化作用をもつビタミンEと相性が良いので、一緒に摂ると相乗効果でさらに抗酸化作用が高まり、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを軽減したり、皮膚を日焼けから保護したりします。

抗酸化作用は肝臓内でも力を発揮して、肝機能を強化します。飲酒の前にゴマリグナンを摂取しておくと、アルコールを分解する力が高まるため、二日酔いや悪酔いの予防に役立ちます。

肝臓で分解できる能力以上のアルコールを飲んだときに、分解しきれず体内に残ってしまった有害物質のアセトアルデヒドが原因となり二日酔いがおこりますが、ゴマリグナンを摂取することで体内のアルコール濃度の上昇が低く、アルコール濃度が下がる速さも早いので、アセトアルデヒドは体内に残りにくくなるというわけです。

このように、肝臓に余分な負担をかけないために大切な役目を果たしています。

飲み方

ゴマリグナンの吸収力は摂取してからおよそ5時間後くらいが一番高まりますが、24時間経過すると体外に排出されます。長期間蓄積することなく排出されるので、できるだけ毎日定期的に摂取することがおすすめです。

こんな人にオススメ!

  • 老化予防
  • 二日酔いの予防
  • 動脈硬化の予防
  • 血圧が高い
  • コレステロールが高い